これまで標準アプリのカレンダーとGoogle Calendarの同期には、以前ご紹介した「Google Sync for your mobilephone」を使っていましたが、カレンダーの色がきちんと反映しない、日本語では正式にサポートしていない、などの問題がありましたので、今回のOS3.0のカレンダー機能強化には期待していました。
OS3.0はリリースされたものの、標準カレンダー以外の登録の仕方がよくわからないな、と思っていたら、「iPhone 3G Wiki blog」さんの記事「3.0で強化されたカレンダー機能を使う」で詳しくご紹介いただいていましたので早速試してみました。
Google Syncとは違い、複数のカレンダーをひとつひとつ別々に登録をしなければならないところが少々面倒ではありますが、一度設定してしまえばそうそう変更することもありませんし(私の場合は)、カレンダーの色もきちんと表示できているので満足しています。
スケジュール管理は、他にも「さいすけ」を使用していているのですが、個人的には標準カレンダーの方がデザインが好きなのでこちらを使うケースが多いです。

Google公式のiPhoneのカレンダーと同期する方法が公開されました。
設定画面から、[メール/連絡先/カレンダー]→[アカウントを追加]→[Microsoft Exchange]を選択し、後は画面のように設定すればOKです。カレンダーの色もちゃんと反映されているようです。複数カレンダーの設定をすると違った色が表示されるようになりました。(NuevaSyncの時と同じ色です)

今はメインのカレンダーしか同期できないようですが、認証を他のサイトを経由しないでいいので安心です。複数カレンダー対応が待ち遠しいですね。
調べてみたら現在も5個までのカレンダーに対応していました。設定は、http://m.google.com/sync/ から行います。最初に次の画面が表示され、あなたの機種は対応していない、と言われてしまいましたが、「言語を変更」でEnglishに変更すれば大丈夫です。

言語を英語にすると、下記の画面が表示されて複数カレンダーの設定が可能になりました。これで第三者のNuevaSyncを経由することなく、Googleサービスのみできちんと同期することができるようになりました。

Googleは、これまで提供していたiPhone用にカスタマイズされた「iGoogle」サービスを終了しているようです。ひょっとしてGoogleはAndroidと対抗するiPhoneからは手を引こうとしてるんじゃないよね、とちょっと心配になりました。しかし、
この度のiGoogleの動きをよそに、Googleは依然として、iPhone向けアプリケーションを開発しているようである。これには、音声検索、「Google Earth」探索、そして「Google Maps」による行き先情報、「Street View」といった機能の充実が含まれている。
ということですので、サービスの数は絞り込みこみますが、続けるものはこれからも開発をしていくということのようです。ちょっとほっとしました。
CNET JapanでGmailの今後についての記事が掲載されています。「Gmail」の今後–プロダクトマネージャーに聞く
新しいテーマの登場や高解像度のチャット機能などについてふれられていますが、その中でちょっと残念な部分がありました。
「iPhone」に内蔵の「Mail」アプリケーションにうんざりしていて、「Android」やJ2ME対応の携帯電話のようにネイティブのGmailアプリケーションがあればと願っている人は、まだしばらく待たなければならない。「作成する可能性はある。しかし、『Palm』や『BlackBerry』向けにも作らないといけない。プラットフォームごとに時間がかかる」(Jackson氏)
Androidが一番なのは当然だと思いますが、iPhoneはまだPalmやBlackBerryより後順位になってしまうんですね。確かにiPhoneは今ユーザーが拡大しているところですから、これまでの実績があるPalmにはユーザー数ではかなわないと思いますが、ちょっと残念です。
今のメールアプリでもそんな不都合はないんですが、Gmailの特性を生かしたアプリがあればうれしいですね。
数日前のニュースになりますが、Googleが一部のサービスの終了を発表しています。
米Googleが一部のサービスの開発終了や提供終了を発表した。米国時間の14日時点で明らかになっているのは、Jaiku、Mashup Editor、Dodgeball.com、Google Catalog Search、Google Notebook、Google Videoのアップロード機能など6つ。
私が使用していたのはGoogle Notebookだけですが、Firefoxのアドオンを使って気になったページを右クリックでこのNotebookに書き留めておくことができるため、かなり重宝していたので残念です。

Google Notebookはサービス自体が終了するわけではなく、既存ユーザは引き続き使用できるということですが、Firefoxがバージョンアップするとアドオンが使用できなくなる等、徐々にサービス停止に向かっていってしまうんでしょうね。
Webサイトのクリッピングサービス「Google Notebook」は新規ユーザーの受け付けが停止された。既存ユーザーは引き続きサービスを利用できるものの、サービスおよびWebブラウザ用アドオンなどの開発は行われない。プロジェクト停止の明確な理由は示されていないが、公式ブログでは代わりとしてSearchWiki、Docsのノート機能、Gmailのタスク機能、Google Bookmarksなどの利用を勧めており、重複の解消である可能性が高い。
Google BookmarksやGoogle Docsなどで代用ということだそうです。ちょっと残念。でもGoogleのことですから、きっとまたいいサービスを提供してくれるだろう、と期待してます。