シャープのNetWalkerを見に行ったら、ちょうど興味深いと思っていた工人舎のPMシリーズも展示されていたので、こちらも少し触ってきました。

NetWalkerも小さかったですが、こちらはさらに小さくて軽い。これなら胸ポケットに入れてもよさそうな感じ。電子辞書よりはLinuxザウルスのひと回り大きくしたイメージです。
動作はかなり早い。きびきびと動く感じです。ただ、Windowsなので、ウィルスバスターなどのセキュリティソフトを入れたら、それなりの速度になってしまうかもしれませんが。
キーボードもそれなりにクリック感があって押しやすい。ただ、非常に小さいので、タッチタイプはかなり難しいと思います。私はSigmarion3のかなり小さなキーボードでもPC速記をしていましたが、これはさすがに小さすぎると思います。
試しに両手で抱えて親指タイプもしてみました。親指タイプはHP200LX時代からかなり慣れていますが、親指タイプとしてみた場合は今度は少しキーの幅が広すぎる感じがします。実はこの記事はiPhoneの横書きメモで親指タイプで入力していますが、こちらの方がサイズ的にも入力しやすいと感じました。
これから発売される2つの興味深いモバイル機を触ってみて、どちらも個人的にはすごく好きなんですが、惜しい、あと少し、という印象です。ぜひ、かつてのモバイルギアやHP200LXを超えるようなものにして欲しいと願ってます。
工人舎 モバイルPC KOHJINSHA PM1シリーズ AtomZ510 SSD16GB WinXP HomeSP3 ホワイト PM1WX16SA
ビックカメラで先行展示をしているとニュースで見て、さっそく見に行ってきたので個人的なレビューを書いておきます。

本体を持った印象は、電子辞書と同じような大きさで、ちょっと重いかなという感じがしました。さすがに広告のようにポケットには入れようとは思いませんが、フルスペックのubuntuが入ったマシンをこんな大きさで持ち運びできるとは驚きです。
早速操作をしてみましたが、なんだか反応が鈍い。ubuntuなんだからWindowsMobileのようなもっさり感はないだろうと思っていましたが、それを上回るような遅さです。FireFoxの起動で約20秒かかりました。元々FireFoxは普通のPCでも起動に時間がかかりますので、これは仕方がないかもしれませんが、他のアプリでも起動には少々待たされる感じがしました。
フルスペックのPCを小さくしただけ、と考えれば、ある程度の待ち時間は仕方がないかもしれませんが、持ち運んで電車やカフェでさっと取り出してすぐ使えてこそのモバイルマシンと私は思っていますので、動作の鈍さは致命的です。
次にエディタを起動してすこし入力をしてみました。文字入力の反応も遅い。タイプした文字が瞬時に画面には表示されず、後から5-6文字まとめて表示されていく感じです。また、キーボードが薄いのはわかっていましたが、キーの中心を押さないとグラグラする感じが微妙でした。電子辞書のキーボードと同じ感触ですが、単語だけの入力ではなくそれなりのテキストをエディタで入力するのにはあまり向かないと感じました。
発売前のニュースを見てワクワクしていましたが、残念ながら実機を触ってみて購入は一旦見送りかな、と思いました。コンセプトは大歓迎なので次機種に期待しています。
SHARP Net Walker 5インチ モバイルインターネットツール ホワイト系 PC-Z1-W